読書: 2010年アーカイブ

ぐるぐる・おまけ

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ところで今回ぐるぐるの最中に読んでいたのが田島裕『刑法・証拠法・国際法〔著作集7〕』(信山社、2010)であり、まあちょっとconspiracyについて勉強しようかなと思って持って行ったら長岡に着く前には読み終わったのでやはりインターネットは読書の敵であるなあと思ったわけだが(いや私の場合ね、最近東海道新幹線はめっきりN700系で仕事してるもんですから)、まあ内容的なことはともかくこの本何が困ったといって誤植が大変にひどい

二つ目は世襲について。著者は「民主政の進展にともなって世襲制を打破していったアテネの政界の歩みは、世襲議員の跋扈が問題視され、国会議員の世襲制限の是非が取り沙汰されている現代の日本の政治のあり方を考えるうえでも、示唆に富むように思われる」と、まあこれはやたらと「現代的意義」とかを問う人がいるので書いてみたのだろうなあと思うのだが、書いている。で、「政治の世界においては、優れた人材の新規参入の機会を阻み、公平に競い合う土壌を失わせて政治の劣化を招き、ひいては、社会の閉塞感を増し、社会全体の活力を奪ってしまうことになりかねないというデメリットも大きいのである」という話になり、まあこれはこれ自体としてはある程度その通りなのだが、だから(アテネ的に)陶片追放であるとか、最近も議論されたように世襲候補者の立候補の制限だという話になると第一には憲法上の職業選択の自由との関係をどう考えるかという問題になるだろうし(従ってこちらからは憲法の直接適用がない中間団体としての政党が独自のルールとして世襲制限を導入するのはご自由ご勝手だということになるわけだが)、第二にそれ頭のいい規制かなあ(規制目的と帰結の一致という意味でね)と思うわけである。

アテネ民主政(1)

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教養の講義で「民主主義の歴史と現在」とか担当している関係で、澤田典子『アテネ民主政:命をかけた八人の政治家』(選書メチエ、講談社、2010)を買って読む。全体的に大変に面白く勉強になる良い本であり、ちょうど良いので学生にも授業で推薦したところであるが、本論とほぼ関係のないところで若干気になったことがあるので書く。とはいえ同書の「問題点」ではなく、まあ特に現代との関係でこれは議論の余地があるよなという程度の話。いや最近悪口が続いているからな、予防線を引いておきます。

ちょっと用があって出かけたらまたJRが遅れており、しかも乗った時点では8分遅れだったのが南大高で2本続けて優等列車を待避とかやられたせいで駅に着いたら14分遅れ。1時間に1本のバスに乗り継ぐ予定だったのが見事置いて行かれましたと、そういう話。仕方ないからタクシー飛ばしたらバス運賃の14倍くらいかかってな orz。もうちょっと真面目に走らせてください。>JR東海

さてその途上、いま書いている原稿に関連した調べ物で、以前に買って途中で置いておいた一ノ瀬俊也『明治・大正・昭和軍隊マニュアル:人はなぜ戦場へ行ったのか』(光文社新書2004)を読んでいたところありゃと思った記述があったのでご紹介。

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