原稿: 2010年Archive Index

今回も呼ばれて行ってきました。吉城高校第13回現代フォーラム2010「いま尊厳死を考える〜この生をどう生きるか」。まあなんだ昨年のテーマよりは本来の専門に近いな(参考)。同高校の図書委員会が主催で、賛成側・反対側に分かれて3人ずつの生徒さん(今回は反対側のお一人は先生でしたが)が意見を述べ、私はそれに対する講評と講演が担当とまあそういうシステムです。

WEBRONZA

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というわけで、朝日新聞が始めたところのWEBRONZAに文章が出ています。大屋雄裕「参議院の制度と《制度》」。シノドス・ジャーナルの方なのでタダで読めますからどうぞ。ポイントのひとつは「議会も法規に従って運営される行政機関である」ということで(いやもちろん行政府の一部ではないわけだが)、立法府の行政法的分析ができますよという話。このあたりが近時の「立法学」の流れにつながってくるわけですな。

もう一つは結局「政治主導」ってなんだったのかなあという話ですが、まあ今回選挙の結果とかと照らし合わせると趣深いよね。もちろん私は選挙結果を見る前にこの文章を書いていたのでそのように。

呼ばれたので喋ってきました。大屋雄裕「アーキテクチャ論の次の課題:国家と法の再検討へ」。愛知法理研にも結構ご無沙汰しているので――というのは二~三週間前に言われても私の土曜の予定なんか押さえられるわけがないだろうという事情が結構大きいわけですが――まあ不義理の埋め合わせくらいしようという趣旨も込めて、『自由とは何か』でやったアーキテクチャ論の話と、その延長ないし発展として最近どういう仕事をしているか、さらにどういう方向性を今後考えているかという内容でお話ししました。

まあ内容的には、3月末までに出した二本の原稿で論じたことが中心になります。アーキテクチャ概念を(まあこの点は安藤くんに批判されているわけですが)広く捉えた上で他の統治手段と並行的に・総合的に位置付ける方向を探り、さらにそれと国家・法の関係を議論するということになるでしょうか。片方はそんなに遅くならずに刊行されるのではないでしょうかな。もう校正来たし。

58日でめでたく終りました。大屋雄裕「配慮の範囲としての国民」。まあ例のごとく、書誌情報は実際に刊行されてから。内容的には、第一に政治参加する「国民」とそれにより形成された国家が配慮すべき範囲には実のところ大きなズレがあること、第二に従って特定の配慮を提供すべき範囲を論じるためにはその根拠となるべき属性とのrelevanceについてきちんと議論する必要があるところ、さまざまな事情から我が国においてはこの点が曖昧に残されていること、第三にそこで取り得るいくつかの立場について区別することを試みたものです。本当はこういうのはグローバル・ジャスティスとかに関心のある正義論の人が論じるといいんじゃねえかと書いていて思いましたが、まああちこちで喋ったことの責任は取らなくてはなるまいということで、ひとつ。

まにあう

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今年もなにごとかのために連休が消し飛んでいたわけですが、それでも急ぎの仕事を一本は片付けていたわけです。大屋雄裕「ホラーハウス/ミラーハウス――松原報告へのコメント」。タイトルを見ただけでわかる人にはどこに出るかわかるわけですが去年の11月からわかってたか。まあ刊行は今年の11月ですから、書誌情報はまたその際に。

もう一本

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3月末締め切りというのは4月1日営業開始時刻までセーフに違いない(挨拶)。というわけで、大屋雄裕「情報化社会の個人と人権」。まあなんかその頼まれた方向性と出来上がった内容が違ってるような気もするので、先方でどうご判断されるかだわなと思いつつ、とりあえず私は義務を果たしたということでひとつ。

自分でも悪い癖だとは思っているのですが、なにせ原稿を書くモードに入ると執筆と気晴らし以外の活動がしたくなくなるので、世俗的な用件に対する反応が極度に悪くなります(気晴らしはしているので別に四六時中真面目に仕事をしているわけでもないのですが)。二本まとめて終わらせてさすがに多少は余裕が出ただろうと思うところもあり、いい加減ほおっておくとまずそうな俗事がたまっているような気がすることもあり、この週末くらいになんとか片付けておこうと思う所存です。つうかそうしないとすぐにまた次の締切がね

大屋雄裕「自由か幸福か、あるいは自由という幸福か」。題を見ただけで、わかる人にはどこに出るものかわかってしまう気がしますがまあやはり正確には刊行されてから。先様がこんなんじゃダメだって言うかもしれないしね。いやしかし難渋しました。その理由は出たら読んでいただければわかると思いますが、まあ私なりに努力してみましたということでご容赦いただけると幸いです。でもまたA藤くんに怒られるんだろうなあ。

長岡行き

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P3150619.jpg「UD教育プロジェクト」が主催する第5回国際連携教育シンポジウム「国際連携教育とユニバーサル・デザイン」というので喋ってくれと言われたので行ってきました。会場は長岡技術科学大学。いろいろ考えたのですが(米原回り北陸本線とか高山本線富山経由とか)日程も詰まっていたのであきらめておとなしく新幹線東京乗り継ぎ。乗り換え前後がちょうど100分ずつくらいの見当ですかね。まあちいと遠い。

P3150616.jpg東海道新幹線には乗り慣れているわけですがJR東日本のは久しぶり、というか実は上越新幹線に乗るのこれが初めてじゃねえかな私。MAXときの、行きは2階席・帰りは1階席を選んで取ってみる。なんかこう、やっぱり微妙に天井が狭いですね。それにしても、高崎あたりまでは普通に冬の関東平野という風情だったのが、トンネルを抜けた途端に雪景色なのにはやはり驚きましたな。本当に『トンネルをぬけると雪国」なんだねえ、あれは上越線らしいですけど。雪というものにほとんど馴染みがないので(いや生まれたのは雪国のはずなんだが一切覚えていなくてですな)、多少おっかなびっくりです。

なんかグローバル30 (国際化拠点整備事業)の関係で「名大の研究状況を世界に向けて英語で発信するのだ」とか本部筋が熱を上げており、理系についてはNatureに広告記事を載せてもらったらしいですが、文系についても冊子を作って配る準備をするそうでまあそのつまり私また使われました。Research Excellence: The Humanities and Social Sciencesというパンフレットで、日本語版・英語版とも8から9ページに他二人の先生方と一緒に出ております。紹介記事としてプロのライターさんに書いてもらったものなので、取材の際に私が喋った内容などが反映していますが、私が書いた文章ではありません。なんかの行事の時とかに配るんじゃないですかね、知りませんが。

しかし本当にあっちこっちに出てきてるな。Research Excellenceを本当に追求するのならいい加減変な仕事に使わずに研究させた方がいいんじゃないですかとか、思わなくもない。(3/14公開)

P2250506.jpgというお金を文部科学省からいただいていたところ「報告会をするから発表しなさい」とのお達しがきたので行ってまいりました。いや本当は代表者わたしじゃないんですが公務のために大学を離れられない事情があるので代参です。あのお願いですから大学相手の行事を2月25日とかに設定するのやめていただけませんかね(挨拶)。

実用法律雑誌『ジュリスト』に原稿が載りましたよまるで法律家みたいですねというのは以前なら「ぼく哲学者だからさあ」という韜晦のつもりだったのですが最近は昨年の業績を評価して寄与した要因を分析していたり新しいプロジェクトを説明するための概念図を書いていたり会議で報告するプレゼンテーションを作っていたりして企画課のリーマンだよねえ俺という趣旨です(挨拶)。明後日からは営業に同行して出張だぞと。

というわけで、大屋雄裕「透明化と事前統制/事後評価」(特集:日本法の基層--分野横断的考察と分析)『ジュリスト』No. 1394 (2010.2.15)、有斐閣、2010、pp. 37-42. 内容は、昨年7月に開かれた「日本法の透明化」シンポジウムでしたコメントです。文中で「......という意見もある」云々というのは、特集冒頭にまとめられている同特定領域研究の検討から出てきた意見を指しているので、対応させてお読みください。いや、その部分がどういう形で公表されるのかわからなかったものでぼかした書き方になってまして、わかりにくかったら申し訳ない。

方向性としては、内閣法制局審査に典型的に現れているように事前統制に重点を置いた法システムというものを日本の特徴としてむしろ積極的に評価しましょうというスタンスで、最近留学生向けに作っている授業やその教材(日本の法システム)とも一貫した姿勢になっています。この観点からすると最近民主党政権が行なっている一連の制度改変はまったくそれを覆そうとするものになっているわけで(その評価は別の問題、というのは『ジュリスト』論文にも書きましたが)、せっかく書いたけどすぐに「2009年以降の状況」を説明するための別の章を作らないといかんのだなあの教材、と落ち込んでいるわたくし。(2010/02/16公開)

大阪の検察庁に呼び出されました(誇張)。いや法務省の法務総合研究所というところが主催されている表記の会合に参加したところ会場が大阪高等・地方検察庁と同じ建物に入っている同研究所国際協力部だったというだけのことなのですが、しかし法総研のなかのひとというのはたいがい裁判官か検察官であり、かつ建物の警備体制が検察仕様なので(「用事のある階以外には決して行かないように」と釘を刺された上で会場のあるフロアと直結している階段を使う)、普段そういうお役所と縁のない私のごとき小心翼々たる人物としてはどきどきものなのですよ。はあどきどき。

会議出てるえらい人も多くて、以前の同じ会議の懇親会で某先生から突然☆野A1先生に紹介されたままどっか行かれるという目に遭ったことがトラウマになっております。なにを喋れというのか。今回からなんか食堂の業者さんが変わって夜の会合ができなくなったから懇親会なしという話になり、胸を撫で下ろすわたくし。いやこれで特別取調室とかの前も通らなくて済むしな

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