法哲学: 2011年アーカイブ

というわけで日本法哲学会を終えて戻ってきました。今年の学会の統一テーマは「功利主義ルネッサンス:統治の哲学として」というもので、まあ企画委員を務めていたこともあり主報告の一本を担当することになりました。大屋雄裕「功利主義と法:統治手段の相互関係」。内容は、功利主義が法哲学である必然性はあるのか、別の言い方をすれば功利主義にとって法による統治は必然的でないのではないかという疑問を契機に、第一にこれに肯定的に答える安藤馨の統治功利主義が持つ問題点を指摘し、第二に法が他者の人格性の尊重という自己抑制を内包した統治手段であることを主張したもので、まあ要するに安藤氏に対する個人攻撃です。「相互関係」を謳ったのですがおおむねそこにたどりつく前の段階としての法の分析で力尽きたのは遺憾とするところ。

神戸記念レクチャーという催しがあり、国際学会の大会が神戸で開催されたのを記念して・海外から研究者を招いて講演してもらう、ついでに各地でセミナーも開いてもらうという企画であり、しばしば「神戸レクチャー」と呼ぶのだが神戸会場はないのでやや紛らわしい(今年の講演は京都)。今回はDavid Miller先生をオックスフォードから招いてグローバル・ジャスティスの話をしようということになり、ある意味当然ながら名古屋セミナーの実行委員として召集されたので出かけてきた。平日なので演習が二コマ(院・学部)あったのだが、まあいい機会でもあるのでこちらに振り替え。まあ学部生についてはレベル的な問題もあるし、時間帯も変わるので都合がよければという話ではあるのだが。

2012年10月

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