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ぐるぐる・おまけ

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ところで今回ぐるぐるの最中に読んでいたのが田島裕『刑法・証拠法・国際法〔著作集7〕』(信山社、2010)であり、まあちょっとconspiracyについて勉強しようかなと思って持って行ったら長岡に着く前には読み終わったのでやはりインターネットは読書の敵であるなあと思ったわけだが(いや私の場合ね、最近東海道新幹線はめっきりN700系で仕事してるもんですから)、まあ内容的なことはともかくこの本何が困ったといって誤植が大変にひどい

もともと私自身は火事と誤植は江戸の華というのをモットーにしているし、最近だと試験問題に誤植がないかチェックしろという大学当局からの指示が大変に厳しいので「アドミッションポリシー(学生の採用方針)に『誤植に負けない強い心』って入れておけばいいんじゃないですかね」とか提案するくらいこの問題については寛容なのであるが(ちなみに「それで誤植がなかったら問題になるんじゃないか」という反対意見で没になった)、しかしこの本はあまりにもひどい。というか、「はじがき」[97、おそらく「はしがき」]や「という点て」[164]、「キャリフォーア」[125、強調引用者]、「ベリア」[225、強調引用者]といった濁点・カナなどの単純な誤植も枚挙に暇がないのだが、同じ原稿の連続する2ページなのに「カリフォーニア州」[154]と「キャリフォーニア州」[155]が混在するとかいうありさまであり、さらに「被書見」[130、おそらく「被害児」]、「仲蔵人」[200]・「仲政人」[243](おそらくいずれも「仲裁人」)・「仲故」[243、「仲裁」]とかが出てきておまえこれOCRかけてそのままデータ流しただろう

一番ひどかったのは「日本」[113、複数箇所]・「違」[113]・「の適正な手続」[114、いずれも強調引用者]などが乱れ飛んでいたあたりでほんとうに目がおかしくなるかと思ったが本気で見直してないのな。田島先生ご自身はご高齢なので校正に粗漏があるかなあという気もするのだが、これで12000円取る信山社はいい根性しとんなと、そういう話(まあ私が自分で買ったわけではないですが)。

ああ内容はですね、ご自身がお書きの通り本来のご専門でない部分での研究ノート的色彩の強い文章も多くてかなり投げっぱなしジャーマンになってる部分が多いのですが、まあだから70になってる人に文句言うのも野暮なんだよ、うん。

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Comment(2)

TK さんのコメント (2010年8月 1日 07:21):

田島先生の著作集(別の巻の話)ですが、
田中書評で指摘されていた点は直っているのでしょうか?
気になります。

おおや さんのコメント (2010年8月31日 02:07):

>TKさん
あ〜ごめんなさい、その書評を読んでいないです。ただまあ一般的に問題点は増刷の時にしか直りませんが、されるんですかねああいうものは。

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おおや on ぐるぐる・おまけ:
>TKさん あ〜ごめ
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