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総理辞任表明

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最後の辞める辞めないの局面になってもぶれ続けるというのも一貫しているというかなんというか(挨拶)。最終的なとどめになったのは普天間基地問題なのだろうけれども、これに典型的なように、結局野党時代から政権獲得を目指して言ってきたことが全部自分たちの頭の上に戻ってきましたという話だったなと――政治資金問題、基地問題、危機管理問題、支持率問題まで全部含めて――思うわけである。まあだから、ブーメラン内閣というまとめでいいんじゃないでしょうかね。

でまあブーメランなのは別に民主党政権だけの話ではなくて、もちろんこれは国民の選択の結果であるわけですよ。鳩山内閣の最大の意義というのは「どうせ政治家なんてみんな同じですよ(プゲラ)」とか聞いたふうな口を利いているとどういう目にあうかというのを思い知らせた点にあるんじゃないでしょうかね。いや誰にかは知りませんが。

まあ次の総理がどうとか参院選がこうとかいう短期の話はもっと分析の上手な人がいると思うので放っておくと、しかし長期的には現在を「調整期間」として今後の我が国の基本的な政治システムがどうなるかが決まっていくんだろうなあと思っている。その際のポイントの一つは、先の選挙制度改革が(1)衆院でも比例代表制の要素を残しており、さらに(2)権限の強すぎる参院を放置したために二大政党制を目指すものとしてみた場合には不徹底だったことであり、もう一つは人的資源の組織化なり配分なりのシステムがやはり未発達だったのだということだろう。つまり英米なら二大政党のどちらにもそれなりにまともなブレインが付いてるわけでさあということであり、もちろんそれは両政党とも自分たちが統治者になったらということを考えて知的ネットワークの組織・維持に余念がないからだろうなと。

この点、おそらく短期的には二大政党制とか政権交代といったものへの幻滅というのが出てくるんだろうなあとは思うのだが、しかしそれが自民党一党支配の復活みたいな結果に終わるとすればそれも問題だなあと思う。というのは選挙制度改革の結果として自民党自体が55年体制下のものとはすでに変質してしまっているからであって、たとえば中選挙区制下で派閥対立や「保守系無所属」が可能にしていた政治家の新陳代謝という機能が小選挙区制下で弱っていたことはおそらく事実だろう。ある年代より下の若手政治家が民主党に多いというのもその影響はあって、つまり党公認の力が強い結果として同一政党で待っていては席が空かない。政権交代への反動として新陳代謝なき自民党が戻ってくるとすればそれも問題だよなあと、まあ思うわけ。

不十分だった点を見直してやはり政権交代のある二大政党制という基本モデルを維持するのか、それとも別の方法で競争や新陳代謝が維持できるようなシステムを構想するのかというのが長期的な課題なんだよねえと、おそらく普通の人とぜんぜん違うことを考えていたりするわけなのである。(6/5公開)

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