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愛知法理研究会

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呼ばれたので喋ってきました。大屋雄裕「アーキテクチャ論の次の課題:国家と法の再検討へ」。愛知法理研にも結構ご無沙汰しているので――というのは二~三週間前に言われても私の土曜の予定なんか押さえられるわけがないだろうという事情が結構大きいわけですが――まあ不義理の埋め合わせくらいしようという趣旨も込めて、『自由とは何か』でやったアーキテクチャ論の話と、その延長ないし発展として最近どういう仕事をしているか、さらにどういう方向性を今後考えているかという内容でお話ししました。

まあ内容的には、3月末までに出した二本の原稿で論じたことが中心になります。アーキテクチャ概念を(まあこの点は安藤くんに批判されているわけですが)広く捉えた上で他の統治手段と並行的に・総合的に位置付ける方向を探り、さらにそれと国家・法の関係を議論するということになるでしょうか。片方はそんなに遅くならずに刊行されるのではないでしょうかな。もう校正来たし。

それにしてもその、私のところで勉強している・法哲学専攻の留学生に「まあ日本の研究会というのはこういうものだから一度見に来なさい」と言ったらちゃんと三人とも参加していたわけですが、必ずしも日本語ができるわけでもないのに私の早口の報告や質疑を含めてずっとちゃんと聞いていて偉いもんだなと思いました。ウチではここ数年大学院生に「国のカネで海外で勉強できる機会」とか「国のカネで国際機関のインターンシップに参加できる機会」とかを提供しているのですが、多分国の方としては日本人学生が行くだろうとあまり根拠なく思っているのであろうし、我々としても日本人学生に積極的にチャンスをつかんでほしいと思っているわけですが、実際に手をあげるのはほとんどこういう留学生でねえ。文教政策がどうとか奨学金制度がこうとか言う以前に君ら人生の気迫と気合において負けてるよねと、こう思わなくもないのです(なのでたまに気合の入った学生を見るとかわいい)。

ちなみにこの三人、二人は日本語がかなり理解でき、二人は英語がうまく、二人は中国語がネイティブです。問題は三人が共通して話せる言語がないことであって「留学生向けのゼミはやらないんですか先生」って私何語で喋ればいいんだねそれ。世の中が複雑で困っている今日このごろ。(6/3公開)

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