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越南新幹線慶祝

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隣の駅(各停しか止まらない)の駅前にある医者に寄ってから名古屋駅に出る必要があり、診察が終わって駅に戻ったらちょうど出発したところで次が30分後。癪だったので新幹線で移動してみましたがなにか(挨拶)。いやこの春からTOICAでも定期券区間内であれば新幹線が利用できるようになったので一度やってみたかったというだけのことです。そちらも15分くらい待つ必要はあったのですが、各停から快速に乗り換えると30分くらいかかるところこだまでも10分だからねえ。これも各停か?

さてハノイ・ホーチミン間に日本の新幹線技術による高速鉄道を敷設する方針が決まったそうで(asahi.com)、めでたい。というわけで、ハノイの鉄道事情を少しだけ写真で紹介する。これは2002年に撮影したものなので現状とは若干違うのだが、まあ何故に高速新線が必要かということはよく理解していただけるのではないか。

FH000004.jpgこれは何処かというとハノイ・ホーチミンシティを結ぶベトナム最大の幹線鉄道の・ハノイ駅発車後すぐに幹線道路を横切っている部分である。ご覧の通り単線で、メーターゲージ(軌間1000mm)。線路沿いまで家屋が肉薄している......と言うよりはこちら向きにドアが付いていたりしておまえら生活道路に使ってるだろおいとまあ、そんな感じである。

FH010020.jpg実際に列車が来ると(もちろん電化なんかされているわけもないので「電車」ではないわけだが)こんな感じ。中央下に写っている柵がつまり踏切の遮断機で、線路と直行する幹線道路の通行を止めている。カンテラがぶら下げてあるのはおそらく信号で、踏切遮断済みであることを列車の運転士に連絡しているものと思われる。で、しかしその踏切はどうやって閉まるのかというに......

FH010018.jpgこう。つまり、前の写真で踏切の右脇に写っているのが鉄道員さんたちの待機場所で、列車が近づくとそこから3人ばかしが出てきては柵をがらがらと引っ張って閉鎖し、信号を(柵と直交の向きに)引き出して運転士に連絡し、そちらからの何らかの反応を待って元の位置(柵と平行の向き)に戻すと、そういうシステム。まあ必然的にと言うか、列車の速度も上げようはないわけで(もともと軌間が狭いから速度は出せないわけだが)ハノイ・ホーチミンシティ間約1700kmを最速の列車で30時間程度という状態になっているわけである。ちなみに何故信号を元に戻すかというと、いや私も鉄道員ではないし確認したわけでもないのだが、

FH010021.jpgたぶん列車が来るとこういう状況になるからではないかと思われる。なお窓の金網は投石よけな。まあ今でももちろん飛行機はあり、両都市間は約2時間で結んでいるがなにせ高いし、途中の都市でもダナン・ニャチャンあたりの空港のある都市はいいが、それ以外はこの鉄道かバスかしかない。臨海部の工業発展を進めて人の往来が増えるということになると、まあ高速鉄道欲しいよねえと、そういうことだろうと思う。私が心配しているのは、しかし上の写真でわかる通りメーターゲージ単線の幅の用地ぎりぎりしか現状では存在しないのでどこに駅を作ってどうやって線路を持ってくるつもりなのかということなのだが、まあしかしきっとなんとかなるんだろうなあ社会主義国だし。ハノイの空港行きハイウェイもいつのまにかちゃんと整備されてたからなあ。

ちなみにこういうところを見ると、同じように発展途上国だとか法整備支援の対象国だと言ってもその社会的インフラストラクチャの蓄積にかなりの差があることがわかる。つまりベトナムは細々としたメーターゲージだが、全線走破する列車だけで一日8往復とか、かなり真面目に走らせている。一方ラオスには鉄道が整備されなかったし(現在ではタイ国境から3.5kmだけ中に入っているらしい)、カンボジアの現行路線は週に一便走るとか走らないとか聞いたな(これは旅客列車の話で貨物はもう少し多いらしいが)。

逆にモンゴルは旧ロシアの5フィート広軌で南北に国際列車を走らせているし、ウズベキスタンにいたってはやはり広軌の複線で電化もされた立派な鉄道があり、中央アジア諸国とのあいだをつないでいる。このあたりの蓄積の差は文化資本その他にも同様にあるわけで、そのあたりの事情を細かく見ないときちんとした対応は取れないなと思うところなのである。

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ななし さんのコメント (2010年4月28日 13:02):

ベトナムの場合には日本の新幹線技術を使った高速鉄道建設よりも,既存の主要路線の広軌化,複線化および電化のほうを優先したほうがいいのではないか,と思ってしまうのですが.

ただベトナムの場合には,日本もある程度そうですが地形の関係で長距離の貨物輸送だと鉄道よりも船便のほうが効率がよさそうなので,そういう意味では人の運搬に特化した高速鉄道も無しではないのかもしれませんが.

なおベトナム,ラオスおよびカンボジアと,旧ソ連諸国の違いには,やはり旧宗主国の影響が大きそうですね.もちろん戦略的な要因や文字通りの植民地vs本土と一体化した隣接地域,という違いはありそうですが.

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