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法廷通訳
「裁判員裁判で通訳ミス多数 専門家鑑定 長文は6割以上」(asahi.com)という話があって、まあこれは被告人の発言がどの程度訳せていたかという問題なので前のエントリで言及した点とは多少ずれるのだが(被告人に「翻訳しやすいように話しなさい」と勧奨するというのは、まあちょっと現実的に難しいよね)、このへんが特に審理時間をあまり伸ばすわけにもいかない裁判員裁判では問題になってきますよというスジで、ちょっと言及しておく。
でまあ当然ながら「法廷通訳の能力を引き上げるべき」とか「あとからでもちゃんとした翻訳を配れ」とかいう意見が出るし、それはそれで否定したくはないのだが、どうも報酬もそう高くはないようであるし、仕事量にも大きな変動があるしで、優秀な人がやりたくなる仕事にはできないんじゃないかな。裁判官・検察官・弁護士の発言部分については事前に原稿が配られていることも多いそうなのでその場合には準備もきちんとできるんだろうけど、逆に(今回問題になった)被告人質問はぶっつけ本番になるわけだし。それとは別に、答えやすい質問・答が複雑にならないような質問をする技術を法曹側が実践していくという解決策もあり得るかな、そのあたりに(日本語教育学と法学の双方で)研究シーズが埋まってるかなという気がした。自分でやる気はないけど、つうかいま抱えている原稿だけですでに死にそうだし私。(3/24公開)
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