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オープンソースカンファレンス2009 Nagoya
というところで喋ってくれと頼まれたので出かけてくる(なおイベントのトップページ)。「オープンソースライセンスと日本の法の精神」というテーマで、基本的には(1) しばしば反権力的なものと捉えられがちなオープンソースが「ライセンス契約」というものを存立根拠にしている時点で国家に依存していること、(2) 同じく反市場的だと考えられがちだが対価の最適化という面で市場原理に依存していること、(3) まあしかしそんなことはたとえばストールマンはわかっていたのであって、しかし自由を守るために戦略的にそれらを活用したという側面があること、(4) というのは自由への最大の敵としてそこで意識されているのが中間団体の専政であること、(5) まあそういう背景が忘れられがちなところに日本的な法の理解があるよね、という展開で『自由とは何か』につながるという話だったのですよ。
まあ私自身がLinuxかいわいのコミュニティ活動からかなり長いこと遠ざかっていたこともあり、というのには組織内の人間としてWordだのExcelだのKeynoteだの(Powerpointだけは可能な限り遠ざけている)を使って仕事せざるを得ないという事情もあるわけですが、対外的には2001年の日本法哲学会以来ひさしぶりにこういう話をしたなという感じです。大学では、学部の特別講義時代から現在の法科大学院科目に至るまで、ずっと話してはいるんですけどね。
なかなか珍しい機会を提供していただいた東海インターネット協議会の皆さまには厚くお礼申し上げます。本来なら報告者でもあるので懇親会まで残った方がいいのですが、さすがに朝イチの報告から懇親会まで一日使ってしまうと仕事の日程に差し支えるような気がしたので、失礼してきてしまいました。
ちなみに会場は桜山にある名古屋市立大学のキャンパスで、むかし祖父の家があった付近になります。久しぶりなので報告が終わったあとの帰りがけに桜山の駅まで歩いて戻ったのですがまさに往事渺茫、もう法務局もなくなってるんですな。祖父がよく行っていた喫茶店「ボンボン」は健在のようでしたから、寄ってくればよかったかな。そうしなくてむしろ良かったのかもしれませんが。(9.20公開)
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