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「日本法の透明化」シンポジウム
というわけで、第3回 科学研究費補助金「日本法の透明化」領域シンポジウム「日本法の特性とその分析:透明化によって見えてくること」というシンポジウムに呼んでいただいたので「透明化と事前統制/事後評価」というタイトルでお話ししてまいりました。九州大学が中心で取っている特定領域研究のシンポジウムというので「やった博多出張だ」と思ったら会場が新宿の京王プラザホテルと知ってがっかり、というのはとっても秘密です。しかしまあ、写真のような景色の見える上層階の綺麗な会場だったので大変に緊張したわけですが(貧乏性)。
内容はここんとこ考えていたことの集成みたいなところがあって、一つは英米法と大陸法の対比というのが従来(特に英米の論者が)言っていたような「法の支配」(rule of law)か「法による支配」(rule by law)か――そこでは当然、後者は法の内容や実質的正義適合性に無関心であるという批判が、ナチス法問題などともからめて含意されているわけですが――という話ではなくて、事後的に法曹という特殊な社会集団が評価を行なって社会的決定を行なっていくのか、事前の立法によって可能な限り予測可能性の高い社会を作っていくのかという違いではないかということ。その上で、事後に法曹集団による解釈で補充されることを前提に単純で抽象的な立法が行なわれる場合と、一般人による法遵守を期待して明確だが複雑な立法が行なわれるのとで、どちらが「透明性」が高いと言えるかについては議論があるだろうこと。さらに、途上国に対する法整備支援という実践的課題との関心から言えば「移植可能性」が高いのはどちらか、という論点もあったわけです。
なんかいままでの研究領域のあちらこちらに重なるようなテーマだったので「どれ担当で呼ばれたんですか?」とか聞いてしまったわけですが、正直こっちの事情に問題があるよね。うん。(2009年8月29日公開)
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透明化シンポでお話くださり、ありがとうございました(サインインなしでのコメントにて失礼します)。お蔭様で、頭がすっきりと整理されました。
もし機会がありましたら、引き続き宜しくお願いいたします。