なおこの間に
論文が一本公刊されております。Takehiro OHYA, "Twisted Diet: A Failure in Legislating Politics in Japan", Legisprudence: International Journal for the Study of Legislation, vol. 2, no. 3, Hart Publishing, 2008, pp. 253-269. 2008年の3号なんだけど出たのは4月らしい。一応査読誌だし、英語もほとんど直されなかったので「英語で論文を書く能力がある」と自称してももういいかなと思う今日この頃。留学経験なしでもここまで行けます。
内容はまず現状の「ねじれ国会」で何が起きているかということと、そこでの行動が各行為主体にとっては基本的に合理的だということの指摘。つまり問題は、不合理な主体がいるから制度がうまくいかないというのは(もちろん予測が甘いという点を問題にし得るにせよ)そういう主体を排除したり制約したりするサブシステムを導入すれば解決するので制度自体はそう悪くないのに対し、みんなが合理的に行動したら破綻しましたというのはより根本的だろうと。それは結局「政治への立法」(この号のテーマはlegislating politicsだったのですよ)の失敗だろうと、そういう話です。海外の読者を基本的に想定して、日本政治の現状とか議会運営のルールとかその特徴とかの話をやや丁寧に書いているので、日本人の読者には面白くないと自分では思っています。まあ、最近やっている「立法学」関係への私なりの貢献のつもり。
次は日本語書かなきゃなあ。
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