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ノーベル賞受賞者
なにやら新たにたんまり出たそうでめでたいことだろうと思うわけであるが自分がそのうち3人ばかり集めた場所で喋らされる破目になるとまた話は別であったりするわけで(挨拶)。
その話は後述するが、物理学賞と化学賞で「日本人」受賞者4人、そのうち名古屋大学関係者が3人含まれているというので若干お祭り気味である。物理学賞の小林・益川両先生は学部・大学院を経て名大の博士号取得、下村先生も名大で研究生・博士号取得のうえ助教授としてもお勤めであったので、まあ現在アメリカ国籍であるところの南部先生が「日本人」なら3先生とも「名大出身」と言って差し支えなかろう。野依先生に続く偉大なる成果とまあ、そんな感じである。
しかしその、裏を返すとその誰も名古屋大学には残らなかったんですねと、そういう話でもある。全体を見ても4人のうちお二人は日本をすでに離れ、南部先生は国籍を移されている。日本の文教政策全体にせよ名古屋大学の運営にせよ、浮かれてる場合じゃねえよなという気がするわけだがどうなのか。
ところで話を冒頭に戻すと名古屋大学にはInternational Advisory Boardという、なんかつまり世界からえらい先生10人ばかりにお願いして大学の運営などについてご意見を頂戴するというのがあって委員の中にノーベル賞科学者が3人含まれているわけであるが、そこに来て喋れと言われたのでのこのこと出かけていった。とはいえ本来は名大の展開しているさまざまな教育プログラムについて参加している学生さん自身に語っていただくという趣旨のものであって、私はプログラムの責任者として付き添いに行ったわけである。本来は。なんか行ってみたら他のプログラムはプレゼンテーションを用意して教員がそろって10分程度喋っており、学生さんに5分喋ってもらって質疑応答と聞いていた我々は青ざめたわけだがもはや為すべき術もなく、原稿もメモもなしの即興で5分ほど趣旨説明をして学生さんにつなぐ私。あのね、別にノーベル賞は怖くないけど(ウチの分野関係ないし)ノーベル賞学者は怖いんですよあの人たちもう怖いものないから。そんなとこになんで騙し討ちで援護射撃もなしで飛び込まなきゃいけないんだよ。俺はいいとして巻き込まれた学生がどんな気がしたか誰か考えないのかよ。
まあね、結果的には学生さんは非常によくやってくれましたし、事前準備とか仕込みとかなしにこれだけやった、ということがかえって好感を与えたような気もします。委員の先生方からも好意的なご意見しかいただきませんでした。でも多分そういう問題じゃないよね。
とにかく無事解放されたので、学生さんと少しだけですがお疲れ会をやって帰りました。もちろんその費用は私が出しておりそんなことは別にいいのですが結局大学本部からも法学部執行部からも何一つお礼も事情説明もいただいておりません。まあ本部について言うと開催前々日になって「明日同時通訳者との打ち合わせがしたいので学生さん呼んでください」と言い出すとか、その時点で初めて開催当日の集合時間の連絡を送るとかいう人たちなので、もう何も期待してないけどな。まあ奴隷としてお仕えする義理は別にないので、すでに約束してしまった分は仕方ないとして、縁切ろうと思います。知らんよもうどうなろうが。
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