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出張講義
というものをやれと言われてきたので出かけてきました。市立桜台高校というところで、まあ高大連携とか将来の進路選択の参考にとかそういうことなのでしょうが、どういう内容を期待しているのか聞いたら普段の大学の講義のようなことをと答えられたのですがいいのかな法思想史だよ。さすがに高校生向けの講義1回で話せるようなネタを思いつかなかったので(民法177条の特殊性とか占有訴権と抽象的所有権の関係とかが最近のお気に入りなのですが)「法解釈とは何か:法学部で学ぶこと」と題して本業の法概念論のほうで喋ってきました。
まあ内容は「法的思考」とか「リーガル・マインド」とか言われるものの内実はなんだろうということで、一面として道徳から切り離した権利義務関係によって社会関係の分析を行なうのだということと、しかしその分析のためには実のところ目的意識が不可欠なので、結局ルールの外側と内側を同時に意識しながら議論を構成できる能力が求められるのだと、そういう話です。法解釈論争あたりのレベルというか、わりと古典的な図式を説明したわけでまあ根元的規約主義とか学部生にもとても話できんもんな。
たぶん10近くの分野の講師が同時に呼ばれていたので受講してくれたのは法学とか政治学とかに興味関心のある生徒諸君だと思うわけですが、話の内容がどれだけ理解されたかについてはあんまり自信ありません。つうか私どうも聴衆のレベル想定をいつも間違ってるらしい節があってですな、授業評価アンケートなんかでもたいてい「わかりやすく説明しようとしていることはよくわかるが、よくわからん」という評価が出ているわけですよ。まあそういうわけでたぶん問題があるのは私なのでよくわからなくても絶望しないでくれ>受講した諸君(いや見てないと思うが)。
個人的にはですね、法学というのはついてこれる人とこられない人がわりとはっきりしている学問だと思うので(その善し悪しは別として)、こういう機会があれば進学後のミスマッチを避けることもできるのではないかと思います。またそのうち頼まれたら行く。
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出張講義ご苦労様です。
今度、講義をされるときには、今の日本の民主主義(多数決主義)がいかに歪んでいるか、ということを取り上げて頂ければと思います。
多分、文化祭の出し物を決めたり、クラスの役員を決めたり等、民主主義の名の下で、多数決で決めることの多い高校生諸君には、如何に日本の政治が民主主義の名の下で歪んだ運営をされているのかが、実感できるかと思います(高校生のクラス会議の方が、国会よりも、民主主義(多数決主義)の本来のあり方(運営)を示している、という、日本の政治の末期症状が明らかになるかと思います)。
ガソリン税の継続法案は、内閣の予算提出権を侵害している、とか、財政法違反とか言う、民主党議員も出てきましたし。。。。。
日本は末期ですね(徳川幕府も、明治憲法体制も、外圧で崩れましたが、今の日本には外圧はないですから、末期が今後も続くのでしょうが。。。)