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Dutch Junk (1)
「法思想史」の受講者が150人を超えたので法学部最大の教室を使って講義している件について(挨拶)。なお本学法学部の学年定員は150人ですが、いや君たちもう少し有益な青春の過ごし方が。
ところでニフティのDaily Portal Zを愛読しており、なかでも べつやくれい氏の目つきの悪いイラストのファンなのであるが、先週土曜に氏の「ししゃもフランスもうまい」という記事が公表され、ししゃもだけでなくしめさば・からすみ・いくらなどさまざまな海素材とフランスパンのマリアージュについて論じられているわけである。そこで私としてはこの際、先日のオランダ出張における経験について書くことがこの問題のさらなる探究に有益であると考えるので披露することにした。「にしんフランス」である。……念のために言うが、冗談ではない。
正確に言うとこれはハーリンク・ブローチェharing broodjeといい、私はオランダ語を解さないがハーリンクが「にしん」、ブローチェが「パン」である。名は体を表すというか、ご覧の通りパンの切れ目に生のニシンの身とタマネギのみじん切りがはさんであり、サイズは15cmあたりだろうか、かぶりついて食べる。パンは「フランス」というほど皮が堅くはなく、むしろわりとへにゃっとした食感であった。
これはオランダ滞在中ただ一度4時間くらい暇を取ってハーグDen Haagまで行き、美術館二件のはしごをしてきたときに、すぐ近くのビネンホフBinnenhofという国会議事堂・総理府・外務省所在地みたいなところの正面に出ていた屋台で買ったもの。見ているとだいたい皆さんこれと魚のフライでお昼ごはんみたいな感じであって、まあちょっと一個で腹を満たせるようなサイズではないのだがこれで2.1ユーロもした。生魚のサンドイッチと聞くと顔をしかめる人もいるかもしれないが寿司の台替りだと思えばそう不思議でもないのであって、うまいまずいでいうと醤油くれの一言である。
……あ〜つまり第一にこれ本当に生魚の半身そのまんまで、酢や塩で身がしめてあるわけではないので水っぽいというかふにゃふにゃしており、パンも柔らかいのでマリアージュとか言ってもいいがふにゃふにゃふにゃふにゃ。第二にそういうわけで塩気がすげえ薄い。昆布か酢で身を締めて塩か醤油で味を足せば結構うまくなると思うのだが、とりあえず気は済んだので私はもういい。念のために言うとオランダの食べ物自体はまともなものが多かったし、全体的に塩気が薄いというわけでもないのだが、これはこういうものなのか、店が悪かったのか、そのあたりは判然としない。
なおその屋台のあったビネンホフというのは上述の通り現に国家機関として使われている一画であり、ガイドブックにも「見学は事前予約が必要」とか書いてあるので入れないのかなと思いながら行ってみたら中までノーチェックで入れた。どうやら予約がいるのは建物内の話であるらしい。すぐ横には大きな池があって水鳥が憩っている気分の良い場所である。
中心部にある「騎士の館」Ridderzaal(右写真)というのが一番歴史ある建物らしいが、すぐ正面にアイスクリームの屋台が出てたりしてずいぶん気さくな国会議事堂である。ふと見たらどこかの国旗を掲げた黒塗りの車がとまってたり出入口付近に赤じゅうたんが敷かれていたりしたので気になっていたのだがどうやら要人訪問の途中だったらしく、このあと写真左奥から手前を横切って右奥へと車列が転回していったのだが、周囲にいる観光客を先導の白バイがクラクションでどかしていた。そんなことするくらいならその時間だけでもこの「騎士の館」の周りの中庭部分を立入禁止にしておけばいいんじゃないかと思ったのだが、そうしないのがオランダ流なのかなあと思わなくもない。
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ええと、ニシンの話題の後に騎士の話題が続くのは意図しての事なんでしょうか?
ニッ!
>諏訪さん
シンクロニシティKとかなんかそういうものではないでしょうか、きっと。
始めてコメントします。いつも拝見してます。
オランダ在住2年になりますが、ハーリングは若いニシンを塩水に漬け軽く発酵させています。店によってははっきりと塩味がついている所もあります。私はやはり醤油をつけて食べるのが好きですが。
>アングラさん
ども、あ、そうなんですか。じゃあ私が食べたところが薄味だったんですかね。こんど行くことがあったらまた試してみます。……でも醤油かけた方がうまそうですよねえ、あれ。