ひたぶるにうら悲し。(1)

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しばらく前から朝日新聞社はそれでもやはり偉いなあと思うところがあって、というのは逆風が強まっていることを感じつつそれに対抗しようと勝負を挑むところがある。論壇誌で言うと岩波の『世界』がもう誰に向けられた雑誌なのかわからないというかわかりすぎて困るというか、一般書店で売る意味ないですよねえと言いたくなる勢いで自閉してしまっているのに対し、『論座』は議論を起こそうという意欲が感じられ、うちの師匠に原稿頼んじゃったりするのもその現われだと思われる。

最近ではさらに進んで「朝日新書」なるシリーズを刊行し、まあ新書戦争がここまで激化したあとで乗り込んでくるという点は営業戦略的にどうなのかと思うものの、朝日・岩波的な定番ラインナップの資産を活用するだけではなく派手に勝負してやろうという気配が伺える。第一弾には『朝日vs.産経ソウル発—どうするどうなる朝鮮半島』があり、ホットかつ分の悪そうな話題について、しかしあえて敵対者ないし競合者と争おうとするその意気やよし、とは(たとえ朝日記者の発言内容について酷評があるにせよ)言いたくなる。

さらに意気盛んに刊行されたのが、これは第二弾に含まれるかと思うのだが林信吾『反戦軍事学』であり、つまり従来左派が「平和」を旗頭にしてきたことの裏面として「軍事」に関する知と権威が右派に独占されがちであった状況に対して敢然と異を唱え、むしろ軍事についてきちんと知るからこそ左派に至るのだと主張することを試みたものと思われる。逃げずに語ろう、その中で自らの立場を正当化しようとするこのような試み自体は、非常に高く評価したい。

さてしかしその成果やというに、私の印象は極めて悲しみに満ちたものである。それは自分の信じていたことが片端から覆された悲しみなどというものではもちろんなく(そうであればまだ良かったのにと思う)、これだけ力入れてこんなのしか出せないの?という失望の感情である。正直に言うが、以下は冒頭から約1/3を立ち読みした範囲の話であり、読後感と言えるほどのものではない。その範囲でもこの本の絶望的な質の低さは明瞭であったし、また私にはこの本に対してカネを払うどころか、それ以上読み続けることすら苦痛であった。

そもそもオビの惹句に「徴兵制復活? 核武装? これを読んでまだ言うか!」などと書かれている時点でそのことを予想すべきだった、という意見もあるだろう。私の知る限り、現在の日本において徴兵制を採用することが軍事的に有益だと主張する軍事専門家はいないし、核武装については、その是非を論じること自体が外交的な意味を持ち得ることは確かだが、論じたところでデメリットが大きいから「否」ということになるだろうという予測がもっとも有力であろうかと思う。右派の一部にそういう主張をしている人がいるのは事実であるが(たとえば西村信吾議員などはそうではなかっただろうか)、彼らは軍事の専門家でも実務家でもない。彼らに対して「軍事を知れ!」と言うことには一定の意味があると思うが、ではより知っているはずの専門家や実務家から左派的な平和主義が批判されていることはどう処理するのか。

と著者に聞けばおそらく、「彼らは騙す側の人間だからだ」というような答が返ってくるだろう。本書の冒頭にある未来予測は憲法改正で徴兵制が導入されて日本が戦争のできる国家になりましたというものであり、その背景にあるのは左派を批判するのは国民を欺く権力者と欺かれた民衆であり、民衆は真実を知れば左派を評価するようになるというあまりにも陳腐な、サヨク的世界観である(真理を独占し階級的利益を代表する前衛党と、階級の敵と、放置すると敵に欺かれるので前衛党の指導を絶対的に必要とする人民との三者からなる世界と言ってもよい)。私としては朝日新聞の中の軍事専門家も徴兵制は無益だと言っておられますがと指摘したくなるところであるが、最近はそれに対し朝日・岩波も含めたメディアは右傾化して権力の手先になっているという返し技も用意されているらしく、なにやら騙し絵かマクベスの世界だなあと思うわけである。閑話休題。

というわけで著者は軍事知識がないために権力に欺かれている民衆の蒙を啓かんとするわけだが、我々としてはまずそれが(A)典型的な「わら人形」叩きになっていることに注意する必要があり、次にその著者が開陳する(B)「軍事学」なるもののデタラメさに注意しなくてはならず、さらに著者に自らの議論に対する(C)学問的誠実さがない(もしくは絶望的に頭が悪い)点にも注意しなくてはならない。

たとえばこういう点である。著者は、(1)徴兵によって構成される市民軍ができたのはフランス革命の際であり、従って世界史の上では数百年の歴史しかないのであって、(2)だから「昔からどの国でも市民全員で国を守ってきたのだから徴兵制が正しい」という議論は誤りだ、と主張する。まず(2)で批判されたようなことを主張している政治家なり実務家なりがどの程度いるのかという点が(A)である。次に、少なくとも高校の世界史をきちんと勉強した人なら(1)に対して「ギリシア・ローマは?」と聞きたくなるはずである。これが(B)。

これに対して著者は、たとえば「ここでは近代国家と近代市民軍の関係について述べているのであって、古代民主政は別のものなのである」と正直に言うことができただろう。我々としては古代都市国家と近代国家が違うという議論の前提を受容するなら(私もそれは正しいと思うが)、著者の主張を一応受け入れることができよう。もちろん「しかし我々はフランス革命後の近代国家に生きているので、徴兵制による市民軍が正しいということにならないか」と聞きたくなるにしても。

だが著者は、書いたあとで気付いたらしいこの問題点を、次のようにフォローしようとする。すなわち、たとえばアパルトヘイト下の南アフリカでは白人しか徴兵されなかった。古代都市国家でも徴兵の対象になったのは奴隷と区別される「市民」という特権階級だけである。つまりここには、特権を持つものがその代償としてそれを守る軍事に従事するという関係がある。

無論、ここまでは正しい。我々が疑うべきなのは、それが上記(2)の根拠になっているのかという点である。上記の例における「特権」とは何かと言えば、政治参加への権利だろう。共和政ローマには無産者たるローマ市民より経済的に豊かな奴隷などいくらでもいたが、彼らは軍事動員の対象にならず、また政治参加も認められていなかった。アパルトヘイトの中核は、有色人種に政治参加を認めなかった点にある。そもそも、フランス革命においてすら、国民の全員が徴兵の対象になったのではなく、人口の約半数である女性は除外されていた。そして女性に政治的権利が認められていなかったことも間違いない。いずれの場合も、政治参加への権利と軍事奉仕の均衡は取れていることになる。著者が賢しげに指摘した在日韓国人には兵役が課されていないというのも実はこの典型例であって、韓国は在日韓国人を徴兵しないかわり、政治的権利を与えていない(現時点における正しい記述かは自信がない。参政権の行使には住民登録が必要であり、日本の永住権を持っている状態では住民登録ができないので(一時帰国だと看做される)、「在日韓国人」という状態のままでは参政権行使ができないという制度だったと記憶している)。

さて問題は、もちろん現代日本において政治参加への権利は基本的にすべての成人に与えられているということである。だとすれば、フランス革命的な市民軍の理念からすれば男女平等に権利が与えられている以上、男女平等に兵役を課するイスラエルがもっとも正しいということになる。おや。

もちろん著者は、別の箇所において理念的にはイスラエルの徴兵制がもっとも正しいという某政治家の発言を批判しているのである。著者には自分の誤りないし議論の限界を認めることができないか、あるいは自爆していることもわからないくらい頭が悪いということになろう。これが(C)。……だからまあ、読む価値ないよねということなのではあるが、それでもうっかり見てしまった部分についての私の鬱憤を晴らすために、この項つづく。

なお念のために注記しておくが、私自身は男女平等な徴兵制が正しいとは考えていない。「国家が必要とする負担は、国民によって平等に担われるべきだ」というレベルでは賛成するが、第一に「命がけの負担」に限定しても軍事だけではないこと、第二に現代の軍事技術の水準を考えれば徴兵制によって大量に準備される低練度の兵士に意味はなく、むしろ少数の高練度の職業軍人に任せた方が効率的であること、第三に従って「平等な負担」はより抽象的なレベルで実現されればよく、現実にすべての市民が戦争に行く必要はないと考えるからである。

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そのサブジェクトということは、24時間以内に反攻作戦開始ということでしょうか? という軍オタネタはさておき。


 反徴兵論はダメなのではないか、と言っているサヨクさんもいらっしゃるようです。
http://otama.livedoor.biz/archives/50672340.html

(コメント欄を読んでいると、わかっていない人の方が多いようですが。)


 

軍事専門家(とおぼしき人々)による肯定的核武装論については、「軍事研究」誌の1月号とか「諸君!」誌の2月号とかに一応載っています。(少数派であることには違いありませんが。)

 御参考まで。

>高橋さん
ども。え〜軍オタネタというか私としては現代政治外交史上の常識に属すると考えておりますが、林氏はわかんないかもしれませんね。これは印象論ですが、軍事史・軍事学的な問題に真面目に取り組んだ形跡がまったく見られないというか、愛が感じられないんですよ、あの本。横須賀だったか佐世保だったかで米軍艦艇の監視をずっとやってる左派市民団体の人たちに書いてもらった方がよっぽど良いものができたんじゃないですかね。
リンクされたブログは2ch某所でも話題になっていましたが、こういう意見がファナティックに排除されていくあたり、結局サヨクの内ゲバ体質は変わっていないんだなという話のようです。
核武装論については、(徴兵制と違い)前提によっては「可」という意見が考えられなくもないので、上のエントリ内でも書き方を区別しております。はい。

あれ?林氏の小説(と呼べるレベルじゃあないですが)部分のなかでの徴兵制は「貧者の実質的徴兵制」でしかないのでは?(今のアメリカ軍と同じく)

まあ、お寒い内容ではありました。ええ、買っちまったよ、べらんめえ。

あれ、(2)の方に書いてありましたね。失礼しました。

>第二に現代の軍事技術の水準を考>えれば徴兵制によって大量に準備>される低練度の兵士に意味はなく、>むしろ少数の高練度の職業軍>人に任せた方が効率的であること

ですが、これって、私が高校生(もう四半世紀前)から言われていることです。
あと、私が高校生のころから、徴兵制が導入されたら、みんな徴兵逃れに奔走するだろうし、大日本帝国憲法下でも徴兵逃れが横行した(例えば、夏目漱石も徴兵逃れした)ことを考えると、まじめな人間だけ徴兵される制度になる、と、週刊朝日で言われていました。

でも、少子化で労働力人口の減少を心配している中、若者を労働から強制的に排除する制度を導入してどうするのでしょうか?(もしかして、今、安倍内閣が少子化対策に力をいれているのは、徴兵可能世代の確保策なのでしょうか?あと、防衛省が少子化対策として、徴兵制導入を主張したりして・・・(子育て中は徴兵されない、という例外を認めたら、徴兵逃れするため、みんな子供を産むかもしれない。。。。))

ただ、唯一心配なのは、有権者の大部分を占める老人世代に取って、徴兵制は直接関係しない(徴兵される心配がない)から、もしかしたら、徴兵制は簡単に国会を通ってしまうかも知れない、ということですね。

>家主様へ
 未履修問題の際には書きっぱなしで失礼しました。

 すでに、4年間全ての若者を労働力から排除するシステムが実現しようとしているのだから、徴兵制を導入しても、何を身につけさせるかの違いだけだ!ってのは乱暴すぎますかね。
 そういえば安部総理はすでにこれに近いことを言っている。国民皆兵といっても平時に入営する割合はそう高くなかったはずなので、全入の大学新入生全員の社会奉仕義務制度を本気でやろうとすると管理組織だけで大変なことになりますな。

>mamodolianさん
ご愁傷さまです。なんかしかし、amazonを見るとレビューの評価も割れているのですが、低評価の人が事実誤認や代替案の欠如を具体的に問題にしているのに、高評価の側の擁護は抽象的で、要するに立場を評価しているんだろうなという感じですな。

>TKさん
四半世紀前から言い古されていることに追随できていない左派の体質が問題なのだと思います。つうかいい加減にしてくれと。
徴兵逃れの問題については兵役に伴うメリットを増やすという解決策もあるわけです。別のエントリで書いたウズベクの例とか、米軍にも結構そういうところがありますよね。
ただはっきり言えばそのためには人々の欲しがるものを与える必要があるわけですが、今の日本で命の危険を冒しても多くの若者が必要とするものってえのがあるのか、という話になりますね。
少子化については、真面目に考えると平均的な出産・子育て時期(二十台後半じゃないかと思うんですが)と望ましい徴兵期間(十台末〜二十台前半)がずれてますから、リンクさせづらいのでは。
あと徴兵制は現行憲法で禁止されているというのが通説ですから(9条じゃなくて奴隷的拘束の禁止の方ですが)、多くの国民が望まないなら憲法改正の際に阻止できるだろうとは思います。

>nobo_yさん
「4年間全ての若者を労働力から排除するシステム」てえのは大学のことでしょうか。だとすれば、ですが、その場合組織の運営・維持コストの多くを当の若者(と背景にある家庭)が負担してくれるわけですよ。ところがご指摘の通り徴兵制とか社会奉仕義務制度の場合にはその部分を政府が用意しなくてはならないわけで、コストパフォーマンスを重視する専門的見地に立てば立つほど「ふざけるな」という話になるのではないかと。

4年大学に通ったあげく、高校カリキュラムもほとんど理解できていないレベルで就職するぐらいなら、2年兵役として約200万人を宿営・訓練する箱物を建て、上位者の命令に従うべき時と従ってはいけない時のケーススタディをしっかりやり、基礎体力つけて、ついでに高校レベルの内容のおさらいもして20歳でシャバに戻るなら、他の歳出ばっさりカットして完全徴兵制施行もそれほど悪くないなあと…。大学教員の方々は将校待遇で教官になっていただくということでいかがでしょうか。この制度は軍隊である必要はありませんが、徴兵制の形でもとらないと強制的に何かを身につけさせるってのは無理でしょう(笑)。

立ち読みだけで、本のクオリティどころか著者の資質まで斬るとは……馬鹿丸出し!
『反戦軍事学』(朝日新書・買ってね)で述べたのは、
「現在我々がイメージするような国家(国民国家)や軍隊(国民軍)は、せいぜい200年くらいの歴史しかもっていない」ということなのに、「ギリシャは?ローマは?」だって。すげぇ馬鹿。
次に、『反戦軍事学』(朝日新書・買ってね)には、イスラエルのような徴兵制が理想と語る政治家なんて登場しない。石破茂も、徴兵制は軍事的合理性を欠く、と述べている。論旨がまるっきピンボケ。馬鹿の大吟醸か、お前。
兵器の修理能力云々は論外。今の日本の工業技術を見れば「必須とまでは言えない」どころか無意味な話。国宝級の馬鹿だな。
立ち読みの与太話なので、以下略。
 こんな馬鹿に教鞭を執らせている大学の教育水準って、どんなものなんだろうね。

採点ーー不可!
講評ーー書き直すにも及ばず。
    クソして寝ろ!

>nobo_yさん
ども。うんまあその、大学教育に対するご不満についてはわからないでもないですが(笑)。しかしどこの国も似たようなシステムを考えていない、というか似たようなことやっていた旧ソ連なんかがああなっちゃったこと考えると、あんまり効率よくはないんじゃないですか。大衆社会における大学教育のあり方、てえのはもちろん問題なんですが。

>林信吾さん
なんか書き込みのレベルが飛び込んでくるアラシの人と変わらないんですが、ご本人かなあ、これ。まあそうだとすれば、著者の知性だけでなく品性までも明らかにする良いサンプルだと思いますのでそのまま置いておきますが。
他の点については読んだ方のご判断に委ねるのが良いだろうと思いますが、一点のみ補足しておきます。

まず私の表現は「理念的にはイスラエルの徴兵制がもっとも正しい」であって、これは「イスラエルのような徴兵制が理想」ということとはまったくイコールではありませんね。理念的には正しくても現実的に不可能な制度などいくらでも考えられるわけで、従って「徴兵制は軍事的合理性を欠く」ことはそれが理念的に正しいことへの反証にはなりません。
次に石破茂氏の文章(『国防』新潮社2005)は、正確には以下の通り。まず確かに、「イスラエルは、女性にも兵役の義務がある、たった一つの国です」(p. 158)としたあとに「もちろん日本をイスラエルのようにしたくはありません」(p. 159)としているので、当該制度について批判的であるかのように読めます。
しかしながら、前後はこうなる。「国を守るという意識を国民全てが持つこと、民主主義国家が大事であるという意識を国民みんなが持つことは必要なのだ、と私は思っています」(p. 155)、そして「民主国家を守るためには、口で語るだけではなく、税金を納め、そして国防の任に就くというのが、本来あるべき姿のはずです」(p. 159)。
すると、批判的なのはたとえば憲法的制約に対するリップサービスないし予防線であって、確かに合理的ではないものの国政に参加する全員が兵役を負担するイスラエルの方が《考え方としては》正しいという意見を彼が持っていると読むべきなのではないか。また、現に林氏はそう読んだから《徴兵制は非合理的である》という石破氏の言明を紹介したあとにわざわざ上記引用を持ってきて批判を加えたのではないか。逆に言うと、合理性の面から徴兵制を否定している石破氏が、仮に理念的にも否定しているのだとすれば、それに対して林氏が批判を加えた意味はどこにあるのかという問題です。

まあつまり、上記コメントも(仮にご本人のものだとすれば、ですが)エントリ本文で指摘した著者の問題点を示す好例に他ならない、ということでしょうな。「高飛車に出れば偉そうに見えるはずだメソッド」を信奉しているらしい人に何を言うてもなとは思うわけですが。

自分で書いてても強制教育制度で良くなるとは全然思えてませんorz。言われたことはそれなりにこなすが、言われた範囲から一歩も出られない職場の若者の姿を見つつ、この人達の「知的好奇心(これが全ての起点だと思うのです)」を喚起するにはどうしたらいいのかと悩んでいるのに強制教育では全然解決になってないですなあ(苦笑)

 つくづく見下げ果てた野郎だ。
「具体的な批判は、本をちゃんと読んだ人にいまかせ」などと、この期に及んで敵前逃亡か。
 そもそも、人様の著作をぱらぱらと立ち読みしただけで、著者の資質にまで因縁つけた大馬鹿者が、知性だ品性だと語るな。
 まずは、この件についてウンとかスンとか言うてみい。
 俺は「徴兵制シミュレーション」なんか一行も書いてないわけで、お前の「批判」は砂上の楼閣にもならない妄言なんだよ。今更『国防』を引用したって、答えになっておらん。
 朝日をこきおろすことで自己肥大してるだけのバカウヨで止めておけばよかったものを、林信吾を巻き込んだのが運の尽きだったな。

教訓ーーケンカを売るときは、相手を見てからにしましょう。

 つくづく見下げ果てた野郎だ。
「具体的な批判は、本をちゃんと読んだ人にいまかせ」などと、この期に及んで敵前逃亡か。
 そもそも、人様の著作をぱらぱらと立ち読みしただけで、著者の資質にまで因縁つけた大馬鹿者が、知性だ品性だと語るな。
 まずは、この件についてウンとかスンとか言うてみい。
 俺は「徴兵制シミュレーション」なんか一行も書いてないわけで、お前の「批判」は砂上の楼閣にもならない妄言なんだよ。今更『国防』を引用したって、答えになっておらん。
 朝日をこきおろすことで自己肥大してるだけのバカウヨで止めておけばよかったものを、林信吾を巻き込んだのが運の尽きだったな。

教訓ーーケンカを売るときは、相手を見てからにしましょう。

>林信吾さん
……まずこの場所でのコメントを受けて書いているわけですから「読んだ方のご判断に委ねる」というのは「《このエントリと「林信吾」さんのコメントを》読んだ方の」ということですが、読解力のない「林信吾」さんには難しすぎましたか? 「いまかせ」というのが何語かはわかりませんが、人の書いたものを引用するときには正確に写しましょうね。
正確に、ということで言えばこのエントリで私は林信吾氏が「徴兵制シミュレーション」を書いた、とは書いていませんね。林氏のものが実質的な「貧者の徴兵制」であることと、それを私が認識していることが次のエントリで示されていることについては、上の方のコメントでmamodolian氏がご指摘ですね。読みましたか? 武器調達に関する私の記述に触れておられると言うことは次のエントリも読んでいるはずなのですが、複数のエントリの内容を把握しておきなさいというのはあなたにとっては高度な要求なのかもしれませんね。まあ誤解しやすい記述なのは確かですから、また本屋に行ったときに『反戦軍事学』がまだあれば確認して誤解しにくい記述に直そうと思います。ところで「理念的に正しい」と「理想的」の違いについては辞書で調べましたか?

ところでこんなブログを見つけました。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/4198/2609276#2609276
林信吾氏の著作を批判したところ「林信吾」と名乗る人物を含む複数筆名の方に粘着されたようです。「林信吾」氏と同一であることが疑われる人物に対するブログ筆者の「やり合っている主題で太刀打ちできなくなったら個人攻撃に移るという手法です。ディベートの下手な人間が、いきり立って行います。」という評にはまったく同感ですが、してみると最初から論点に対応しきれないで人格攻撃と罵言に走っている今回のケースはどういうことになるんでしょうかね。
なんか文章のクセといい品性といい共通するものがあるような気がしますが、そのブログの筆者の方同様、この「林信吾」氏が本物でないことを心から祈りたいと思います。

>ここを読んでいる方へ
わかること(ただしログにフォレンジックかけたりはしていないので真実性を証明はできません)
・「林信吾」を名乗る人物が3回コメントを書き込んでいること。
・3回とも、アクセス元のIPアドレスは同一であること。
・「Email Address」欄をそのたびに手入力しているらしく、なぜか3回とも異なり、かつどうも本当に正しいものが一つもないのだが、3件から推測される正しいメイルアドレスとアクセス元のIPアドレスは矛盾しない。

わからないこと
・推測されるメイルアドレスが実在するかどうか。
・3件の書き込みが同一人物によってなされたものかどうか(同一IPから接続した複数の人物、かもしれない)
・その中に『反戦軍事学』の著者である林信吾氏が含まれているかどうか。

まあしかし「林信吾を巻き込んだのが運の尽き」というのは(「林信吾」氏に関して言う限り)一面の真実であって、だって自分がもう死んでることに気づかないゾンビはそれ以上殺せないわけですよ。トンデモ化の最大の原因は頭の悪さではなく無根拠な自己肯定感だというかねての仮説の裏付けがまた増えた、というのは喜ぶべきことかどうか。

>また、現に林氏はそう読んだから
>《徴兵制は非合理的である》と
>いう石破氏の言明を紹介したあ
>とにわざわざ上記引用を持って
>きて批判を加えたのではないか。

僕はこの本を買いましたけど、同様の疑問を持ちました。更に言えば「徴兵制の復活」というおよそありもしなさそうな脅威を煽るのも滑稽ですが、そのための題材にわざわざ徴兵制採用に否定的な石破氏を持ってくるあたりのトリックプレーが林氏の本の救いがたいところです。


もし、「徴兵制の脅威」を煽りたいなら、実際に徴兵制を提唱している人の意見を検討すべきです。


まぁ、林氏の本にはこういうアザトイ手法がいたるところに見られます。

>岳不群さん
ある程度アザトイのはまあご商売で物を書かれている方なのでそれも腕のうちだとは思うのですが、結局「わら人形叩き」に終わっているのがな、とは思いますね。まあ、上にも書いた通り純軍事的に徴兵制を提唱する人というのは現代日本にはいないと思いますから叩きようがないという気もしますが、それならそれで無駄な「わら人形叩き」はやめるべきだという議論をすればいいのにねえ、ちゃんと気付いた人もいるんだから、という話ですね。

 初めまして。本日こちらでの論争を2chの軍事板で知り伺いました。

まことに差し出がましく、かつ蛇足であり議論に全く関係ない差し出口でありますが英語wikiのIDFにかんする記述を見る限り、イスラエルの国民徴兵制にも幾多の弱点というか欠点があるようです。また当のイスラエル人であるクレフェルト教授は著書「剣とオリーブ」の中で女性を徴兵することについて疑問を呈しかなり筆を割いて論じています。

 

>とん さん
情報ありがとうございます。やはり現実的にはいろいろ難しい点があるということなんでしょうね。女性を前線部隊に混ぜると周囲の男どもがいいところを見せようとして死傷率が増えるので良くない、という話も聞きましたが冗談かもしれません。
理念的には「男女同権なのだから平等に義務を負担すべき」という話になるが、現実は問題があるので「理想的」とは言えないという分析で良いようです。「理念的に正しい」と「理想的」の違いがわからない林信吾氏を除けばこれで理解してもらえるのではないでしょうか。

英語wikiでは女性徴兵よりもイスラエルの社会各層、ことにイスラエル国籍のアラブ人やドルーズ人にベドウィンに対する徴兵の実態がとりあげられておりました。

 一方「剣とオリーブ」では例えば女性兵はほぼ全員が女性軍団に属している点や女性に対する職種特技の開放の問題などがあげられていました。この本は1974年のヨム・キプール戦争(第4次中東戦争、10月戦争)以降、IDFは徒に拡張を続けたため様々な弊害が生じたという主張が基調にありますゆえ、アマゾンでの書評は辛目ですが。

 英語wikiの自衛隊の項目をみても同様に社会階層と軍隊との関係が取り上げられておりなかなか興味深いです。

 林信吾さんとの論争については話の焦点となる書籍を拝読しておりませんので何も申せません。できれば保守的な立場の方よりも左翼とされる立場の方からより内容について建設的なコメントがあるような状況であればよかったのにと思うのですが、なかなか無い物ねだりなのでしょう。

 ただコメント欄での日常言語と記述論理学の話は面白かったです。ほとんど意味は分かりませんが、日常の言語から論理を綺麗に抽出する手段があり、その抽出の仕方にも様々な流儀があるらしいということが分かりました。

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