復党問題

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しかし情報を公開したのとちょうど逆の順番で書店に並ぶというのはなんだろう(挨拶)。やっぱり夜雀の眷属かなんかかしら私。

先般の郵政民営化問題で自民党を離党したというのか、追い出されたというのか、とにかくその人々の復党が認められる公算らしく、世の中がかまびすしい。これは強固な党内支持に立脚する「古い」自民党政治の復活だという見方も、いや支持率を犠牲にして参院に貸しを作り、それをもとに独自政策をより強力に展開しようとする過程だという見方もあり、どちらも納得のいくものではある。誓約書を書かされてまで復党するくらいなら民主党への合流をと提言している人もいて、いやそれだけ屈辱的なことをさせられても民主党に混ざるよりはマシだとみんな考えたという事実にもっと注意した方がいいのではないかと思った。まあいいや。

いや私が悩んでいるのは、重要なのは復党を認める認めないの話よりも復党したあとの待遇・処遇なのではないかという話である。具体的には、個々の選挙区において先般放たれたところの「刺客」諸氏と競合しているわけであり、たとえば野田聖子氏が戻ってくると「刺客」佐藤ゆかり氏がどうなってしまうかという岐阜の話などがおもしろおかしくはやし立てられているわけだが、ここの優先順位って「誓約書」なんかで明らかにされてるんだろうか。

なんか報道を見ている限りでは競合するから問題だよねえという話とか、コスタリカ方式だと地盤のない「刺客」不利という話になっているのだが、悪くてもコスタリカにするよという言質は取ったのだろうか。ちょっと誓約書を検索してみたりしたがそのあたりはよくわからない。

なんでこんなことを言うかというと、いや酔っぱらっているので直截に書くのだが、復党是か非か問題が論じられ始めた頃に「私なら『国替え』を条件に出すな」と思ったのである。執行部にベタオンリするなら戻ってきてもいいよという話であり、つまり「地盤」という独自資産を持った小企業主的存在から党の忠実な手足になることを制度的に表明しろ、ということでもある。聞けば「誓約書」には党に従います的文言があるというがそんな祝詞に大した拘束力はないのであって、現実的に縛るなら言葉より「地盤」の所有関係だなと。

最近においてわかりやすい言い方をすれば、『功名が辻』の関ヶ原前夜における山内一豊である。それを命じて従う人間は、まあ恭順を信じても良かろうと。逆に言うと復党したいのであれば城は差し上げますと先手を打って表明する手があったと思い、まあ経緯からすると今一豊はいなかったなあという話なのか。

ところでこう、一つの夢物語であるが、参院選も終わったあたりで次期衆院選の公認は前回選挙結果における自民党現職優先ですよと言い出したとして、さてどうなるかなあ。マシーンは動き、政党交付金も増えたあとでこれをかましたとして、話が違うともう一度出て行く根性のある造反組がいるか、いたとしてそれにどの程度の勢力がついていくか。その話を聞いて支持率はどう変動するか。もちろん私には首相なり幹事長なりの胸中を忖度するすべもないわけであり、「誓約書」なりほかの手段なりでそんなだまし討ちを食らわないように算段ができているのかもしれないが、まあもし万が一そんなことが起きたら、私はその内閣に逆らわないね。

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コメント(1)

国替えですか。
それも選択肢なんでしょうが、そもそも小選挙区制を導入した意図(というか、小選挙区制を堅持しているイギリスの候補者選定)を理解していないのか?と言いたくなります。
それにしても、郵政民営化問題といい、参議院は議会制民主制の癌ですね。早く廃止すればいいのに(この点でも、イギリスを見習って欲しいです)。
ついでに言うと、民主党も、自民批判の中で、郵政選挙で示された民意を裏切るから、解散総選挙だなんて言っているけど、自民から連立を持ちかけられたら、ホイホイと応じて、基本政策を180度転換した旧社会党の連中が多い民主党にそんなこと言われたくないと思うのですが。。。

ところで、今週の東洋経済に記事があるそうです。
「「象牙の塔」も今は昔、大学教授もクビになる時代」

大変な時代です(まだ読んでないけど)。

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