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帰還。

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「専任講師」と「俸給」で検索を繰り返したのは誰ですか(挨拶)。ログを見るたびにもの悲しくなるのでやめてくださいお願いです。

さて10日間ほど東京に帰省していたわけですが、なにせ通信回線がAir Edge 32kなのでいい感じに隔離気味。まあ、この期間の朝日新聞を読まない(実家は読売に転向したので)というのは精神衛生に良いような気がしなくもなく。

さて今回の衆院選について「コップの中の嵐」という形容がされていてその通りだと思うんだけど、コップの中のタンブラー(爆弾酒かよ)やもう一つのコップの人が言うならともかく、その外に置かれたぐい呑みとお猪口がわめくというのも愉快と言えば愉快。や、そりゃ選挙がイヤなのはよくわかるけど(片方は真剣に消滅の危機だし)。

でまあ各党のマニフェストだの選挙公約だのが公表されてきていて、まあ自民党が素晴らしいと言う気もないのだが、民主党は端的にダメだなと。郵政改革についてはすでにいろいろと指摘されているのだが(郵貯の預入限度額をただちに700万円に引き下げるとしているのだが、(1)運用金額が減る分だけ郵政公社でただちにリストラを行なう必要があることがわかっているのか、(2)超過額を現金で引き出させるとするとそれだけの現金が本当に準備できるのか、(3)強制的に国債転換すればいいと言うかもしれないが現行限度額1000万円の超過分も国債転換できてないことを考えると非現実的。なお(3)の原因は(3-1)現在の通常貯金の利率が低すぎて国債の方が有利、(3-2)一般向け国債は売り切れが続いており、普通の希望者が買えないのに郵貯の預入限度額を超過すると買えるというのは不合理、というあたりだとしばらく前に報道されていたような。)、私には公務員の労働基本権を保障するというのと天下りを禁止するというのの整合性がよく分からない。職業選択の自由も基本的人権の一部であるが公務員の場合には公益の観点から一定の制限が課されている。それはまあ当然と思うのだが、民主党は公務員の争議権などは保障するが職業選択の自由は制限すると、そういう話なのか。

それと公務員人件費2割削減との関係もわからない。こないだも局長以上は民主党の政策に賛成しないと免職みたいなことを言っていて公務員の身分保障との関係をどうするのかと思ったのだが、局長ポストから外して窓際扱いするのなら可能ではある。天下りを禁止すると早期退職者が減るのだが、その分も窓際に送るのだろうか。問題はしかし、ポストから外しても給料は高いままだという点にある。指定職から外れれば多少下がるだろうが基本的に年功序列なので、平均年齢が上がれば上がるほど給与総額が増えるようになっている。比較的高齢の人間を抱え込む施策と人件費抑制が両立するとは思えない。給与構造を根本的に変えて、年齢に関わらずポスト(仕事内容)に応じた報酬にするというのなら今すぐ民主党支持に変わるけど、労組を支持母体とする民主党にそれが言えるとは思えないしな。

さて一方で「自民党追い出され新党」もなかなか香ばしい。昨日どこかのテレビ局でコメンテータから「亀井さんはあの顔だけど人が良いから」とか言われていたが、ということはつまり国政を左右する政治家は務まらないということだろう。少なくともケンカにかけては小泉総理の方が二枚も三枚も上手であって、じゃあ政治家はケンカが上手ければいいかというとそんなことはまったくないのだが、しかし国際政治なぞ最終的な合法性認定権力が存在しないという意味ではケンカの世界なのであって、それが下手な人間には任せられない。君子とは自らの内に潜む悪を知りつつ善人のごとく振舞える人間のことである、というのは桂令夫先生でしたかね。

と思っていたらもう一つ新党結成の動きがあるそうで、しかし地方分権を掲げて都市部の支持者の獲得を目指すって何だそりゃ。あれか、地方交付税制度を通じた財源再分配を否定する国土均衡発展なんか知ったことか地方はさびれりゃいいんだようはははは新党かっ、と思いきや荒井広幸(参・比例東北)・青山丘(愛知7区(瀬戸・大府・尾張旭))・滝実(奈良2区(大和郡山・生駒・天理))ってだから意味わかんねえよ。まあ小林興起(東京10区(豊島・練馬東部))はいいとして党首に田中康夫(長野県知事)? まあ所詮選挙対策の互助会であるものに小理屈を付けようとするからこうなるんだろうけど、都市住民の中心も高度経済成長期に移住した世代(親が田舎にいるので再分配に肯定的)から次世代に移りつつあるんだから、どちらに軸足を置くかはっきりしないとさあ、と思うわけではある。なお順不同敬称略。

いろいろと盛り上がりつつあるようなのだが順調にいくと祭の晩には日本にいられないはずなのでもの悲しい私である。しょんぼり。

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Comment(3)

TK さんのコメント (2005年8月21日 19:54):

1 確かに、民主党の案って、荒唐無稽(竹中大臣が、数字の裏付けがはっきりしないと批判してますが)ですが、ただ、岡田氏や菅氏がテレビではっきり(期間を区切って)言っているのを見ると、「やらせてみたら面白いかも」と思ったりして。。。
ただ、旧社会党が、政権を取った途端に、従来の公約を簡単に破棄(しかも、自民党に対しては「公約違反だ。解散して国民の信を問え」と言っているのを忘れたかのように)しているのを見ると、末路は悲惨かな、とも思うのですが(旧社会党の非難路線からすると、小泉氏は解散したのだから、ほめられてもいいと思うのですが。。)。
2 あと、自民党参院議員の方々が、総選挙後を睨んで、参議院の独自性を出すために、勉強会を始めたそうで。鴻池氏や中曽根氏といった、郵政反対派が主体なのですが、選挙で民意が明らかになった後、それでも反対する(民意を葬る)というのは、参議院の不要性を立証するものとして、期待がたかまるのですが。
3 選挙に絡んでは、秘書給与詐欺で有罪判決を受け、執行猶予中の辻元氏が社民党の公認を受けたというのが、軽いめまいをもたらしました。社民党の元党首は、仮にも、憲法学者を名乗るお方ですし。。。。そういえば瑞穂氏は「憲法改正」云々を言ってますが、大体、衆議院選挙で自民が勝っても、憲法改正案は参議院は通らないでしょうし、そもそも、社民が勝っても、3分の1以上の議席を占めないのですから、憲法改正を阻止することは出来ないと思うのですが。。。
4 今回の選挙は、地方自治体で導入している住民投票制度を導入していれば避けられたでしょう。それに、選挙後は、衆議院選挙結果と参議院の関係が問題になるでしょうが、共に、憲法学が、統治機構を真剣に検討してこなかったつけが現れているように思います。
かといって、人権論で憲法学者が指導的役割を果たしているかと言えば、象徴的な出来事がNHKでありました。靖国問題を扱った特番で、有識者討論がありましたが、憲法学者は出てませんでした。靖国といった政教分離の問題(しかも、裁判になっている)ですら、憲法学者はお呼びではないのです(そういえば、社会保障も、最終的には、文化的最低限度の生活を保障うするという憲法原理との整合性が重要なのですが、憲法学者は省みられていません)。
憲法学者って何のためにいるのでしょうか?

小僧 さんのコメント (2005年8月23日 01:55):

> その分も窓際に送るのだろうか。

某所の某(前)代議士の話ではその様ですが、(郵便局も均衡縮小にするような話もあったと) そのあたりに関して詰めた気配はあまり感じられませんでした。そのあたりについて質問しようかとは思ったのですが、支持者の発言があまりにも(「我々インテリが」とか言うの程)イタイのが多かったのでそのような所で突っ込む勇気はありませんでした。まあ民主党は代議士を支える政策作成スタッフが弱いんでしょうと(一応同情的に

> TK さん
件の方が憲法学者かどうかは、学術的な業績で判断してもらったほうがよろしいかと。

おおや さんのコメント (2005年8月24日 22:43):

>TKさん
いやあなた私に何を言えと>憲法学者って何のためにいるのでしょうか?。同僚知人にもたくさんいるわけですからそこんとこは是非おもんぱかっていただきたい(笑)。
というのはさておき、こないだの改憲案のときも宮崎・小熊・櫻井各氏で憲法学者が一人も入っておらず(そのことに小熊氏は文句を言っていたわけですが)、改憲問題においてすら存在感が薄いという問題はあるでしょう(しかしこの問題について存在感の強い人は「学者」と呼ぶことに問題があったりするわけで)。
しかし、もちろん個人的に知っている範囲でしか分からないのですが、例えば統治機構について比較憲法的なことも含めてきちんとしている方というのはいるんですよね。立法論的な議論に乏しいというのはその通りですが、立法過程は行政法からも空白になっているというような話が大山礼子『国会学入門』なんかに出てくるわけです。政治学や法哲学で民主政のタイプ分けなんかはしてきても、じゃあ日本の議会制度をどうするかという話題まではなかなか進まない(師匠には「俺は言ってた」とか言われそうだな)。結局、立法過程はみんなして空白域にしてきた側面があって、しかし真剣に考えんといかんよなとか(少なくとも法哲学あたりでは)徐々に話が出てはいます。
とまあ弁護するわけですが、しかし芦部『憲法』(第二版だったかな)で小選挙区比例代表並立制と併用制の理解が完全に間違っているのを見て本を破りかけた身としては、ちゃんとしてる人が例外なのかなあと思わないでもなく。
社民党は現党首も弁護士さんですが、まあ民主党の現党首も「国家公務員法を知らない通産官僚」だった方ですからもうどうでもいいです(執念深い)。まあ泡沫政党が突拍子もないことをするのはよくあることですから、それを有権者がどう判断するかでその地域の民度が計られるんじゃないですか(投げやり)。

>小僧さん
まあ党首からして「国家公務員法を知らない通産官僚」だった方ですから(くどい)。

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>TKさん いやあな
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> その分も窓際に送
TK on 帰還。:
1 確かに、民主党の

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