どうなのかこれは。

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「民主・岡田代表、通産官僚時代にファミリー企業と兼職」(asahi.com)。

岡田氏は「(就任時に)国家公務員法の規定を知らなかった」と述べ、陳謝したが、自民党などから批判が出ている。

ええと。公務員は営利企業の役員等を兼ねてはいけないというのは常識だと思っていましたがこれは我が家が特殊なのかもしれないので(父が公務員でしたからな)、岡田氏の経歴から当該規定の知識を得ることができた可能性のある機会を拾ってみましょう(*1)。

  1. 常識(*2)。
  2. 東京大学法学部卒(*3)。官僚志望で第2類(公法コース)なら行政法第1部・第2部が必修なので履修しているはずだが、(a)第2類ではなかったかもしれない(私法・政治コースの出身者も多い)。(b)公務員法は行政法第3部なので履修しなかった可能性はある。
  3. 国家公務員採用試験の出題範囲(*4)。
  4. 通産省入省後の研修その他。彼は12年間通産官僚として勤務している(うち1年間はアメリカに留学)。

仮に彼の弁明が真実であったとすると、(1) これらの機会があったにも関わらず知識を得なかった=公務員法の知識もなく国家公務員採用試験を突破し(*5)、その後は公務員としての服務規定に一切の関心を持つことなく勤務していたか、(2) どの段階でか知識を得ていたにも関わらず、しかも自らが適用対象となっている服務規定であるにも関わらず、すっかりその事実を忘れ去っていた、のどちらかだということになるんですが。いいのか、それは

岡田氏の学習意欲と知的能力を疑わないもっとも合理的な仮説は、彼が当該規定の存在を知っておりながらまあバレやしないよねと思って役員に就任してしまったというものか、親御さんあたりがご本人の知らないうちに勝手に就任承諾書を作って登記してしまったというものなのですが、ああこれでは岡田党首が嘘つきであるか、ご両親(かそのへん)が有印私文書偽造を犯した犯罪者であると言っているようなもんじゃないですか。もちろん私はそんな主張はしません。岡田氏の弁明を信じ、氏が東大でも通産省でも十分に学ばなかった・学ぼうとしなかった、知的廉直性と能力を欠く人物であると判断することにします。

……というかね。もう25年も前のことで何があったにせよたぶん時効になってるんだから、どういう弁明をしたら格好いいかぐらいのことはちょっと考えようよ、頼むから。それでもこの弁明を続けるなら、恥ずかしいから「東大法学部卒」を名乗るのやめてください。我々の名誉に関わりますよ、ほんとに。

ついでにもう一つ。「野党の「秘策」、散会宣言不発 与党の思うツボ?」(asahi.com)。ツメ甘過ぎorz……使いものにならないわ、やっぱ。

(*1) 参照、岡田かつやホームページ
(*2) ちなみに私は無報酬で勤めていた株式会社役員を、ちゃんと助手採用前の1997年3月に辞任しています。まあ同族会社だったんで登記上もきちんと3月中になっているか厳密に確認はしていませんが。
(*3) とはよく見たら書いてないな、おい(「入学」と書いてあるだけ)。まあ入省しているということは卒業したものと判断。なお「東京大学法学部入学」というのは厳密に言えば誤りなので他人のことをガタガタ言うならその前に直しておくように(教養学部入学、法学部進学が正しい。旧姓小和田雅子さんは「法学部入学」だが、これは学士入学だったため)。
(*4) つうか兼職禁止規定は初歩の初歩だから、これを知らないようだと行政法で点が取れないというか、国家2種でも受からないレベルという気がするのだが。個人的な印象なので正しいとは主張しない。
(*5) 念のために言うと不可能ではない……が銀行が何をしているか知らないのに就職試験を受けるようなもの、ではある。

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